No.04575 1970s~
Iran
1970s / OLD
2950 x 2070mm
擦れて短くなった毛足や直して繋がれた跡など50年以上の時と共にゆっくりと経年変化してきた表情から感じるヴィンテージを超えたオールドの貫禄。
もちろん加工をされたものではなく自然に出来てきたものなので均等ではなくまばらですがだからこそ本物の良さを感じられます。
これだけ雰囲気の良いオールドのペルシャ絨毯を見つけるのはとても苦労するのですがこちらのラグは更に大きさが縦幅約3mに横幅2mのExtra Largeサイズなのでとても貴重です。
この最大級のサイズで更に雰囲気もあって1970sに織られたオールドラグとなると中々買い付けることも難しくて、こちらも苦労して見つけた一枚なんです。
このサイズでしたら6人掛けの2mサイズのダイニングテーブルも完璧に収まりますし、L字型の大きなソファに合わせても小ささを感じないのでお家の中のメインラグとしては十分だと思いますよ。
デザインはお花をモチーフにした幾何学模様のメダリオンがメインに織られています。
丸い形をしていたり少しトゲトゲした見た目だったりと様々なタイプのメダリオンですが全てお花をモチーフに織られています。
お花なんですが遊牧民が織ったラグなので見た目はどこかエンブレムのような幾何学模様の形をしていて、可愛らしさを感じる見た目とは違いトライバル感を感じる見た目をしています。
自然の中で見るお花を幾何学模様で表現したトライバルラグらしいデザインですね。
配色は、ネイビーブルー・コーラルピンク・パーシアンレッド・アイボリー・ブラック・バーガンディ・ベージュ・カーキ色のウールが使用されています。
全体的に褪色していて色が薄ら混ざっていたり毛先だけ日焼けして黄金色に見えたりと元の色から変化してきています。
幾度となくクリーニングされて、しっかりと炎天下で天日干しされてと繰り返されないとここまで色味が変化するということは中々難しいので50年の年月の中でたくさんお手入れされてきたんだと思います。
自然に変化してきた色味なのでとても雰囲気があって、色が濃く残っている箇所もありますし薄くなっている箇所もございます。
織りは二重に織り込んでいくイラン織りの技法で織られているので強度はしっかりとしています。
毛足は擦れて短くなっている箇所もございますが全体的にはしっかりと残っていて厚みも11㎜と手織り絨毯の中でもやや厚手。
これだけ厚みがあるとラグの上で寝転んでくつろいでも心地良いと思います。
表面のウールは柔らかくてサラサラとしていて肌触りも良いです。ウール特有のチクチクもございませんので安心してご使用ください。
もちろん床暖房の上でもご使用いただけます。
上手にお直しされているので気になりませんが補修跡がございますので最後のお写真2枚をご確認ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。