No.04476 1940s~
Iran
1940s / OLD
1500 x 950mm
イランで遊牧生活をしているバルーチ族が80年以上前に織ったセミアンティークラグ。
100年以上の経年数になるとアンティークラグと呼ばれるようになりますがこのラグもあと20年もしたらアンティークラグの仲間入りです。
雰囲気は既にアンティークラグ顔負けの渋さ、深みのある雰囲気を纏っています。
この雰囲気でしたら和室に敷いても似合うんじゃないかなと思えるほど落ち着いた見た目をしていてとってもかっこいいラグです。
デザインはフィールドに幾何学模様の柄が並んでいるシンプルな見た目のデザインが織られていて、ボーダーには植物の葉をモチーフにした柄が一周織られています。
全体的にシンプルな見た目のデザインが織られていますが、柄の少しズレたラインや大きさが少し違っていたりと手織りで織られている事が感じられる温かみのある見た目から手仕事のとても良い雰囲気を感じられます。
配色は、バーントアンバー・ダークブラウン・オレンジ・ネイビーブルー・フォグブルー色のウールが使用されています。
フィールドのバーントアンバーは元々もう少し赤に近い色味だったんじゃないかなと思うんですが、80年という長い時間の中でゆっくりと変化してきて唯一無二の色味になっております。
ネイビーは深みを増したとても綺麗な色味をしていてフォグブルーの切り返しの部分は元から色味の異なるウールが使用されていたものだと思われます。
どの色も凄く雰囲気が良くてセミアンティークラグらしい良い見た目をしています。
こちらのセミアンティークラグは経糸まで全てウールのみを使用して織られています。
アンティークラグやオールドラグは比較的オールウールのラグが多くて質感もとても柔らかいです。
全面の毛足が擦れていて短くなってきていますが厚みは7㎜ほどございます。
染料の違いなどによってもウールの抜け方や切れ方が変わりますので全体まばらに毛足が短くなっていますがその見た目も自然で機械的に作られたものとは別物だということがわかります。
表面のウールはサラっとしていて柔らかいですが、毛足も短いのでラグの上でくつろぐというよりもヴィンテージやアンティークの家具に合わせて使用する方がおすすめです。
年代物なのでお直しされた箇所がございます。最後のお写真をご覧ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。