No.04425 1940s~
Iran
1940s / OLD
1650 x 900mm
1940年代にトルクメン族によって織られたセミアンティークラグは全面の毛足が擦れていって今となっては表と裏の区別が難しい所まできております。
いくら経年数が古いからといってここまで毛足が短くなっているラグは珍しく希少価値がございます。
なんといってもここまで使い込まれても全然問題なく今もなお使用する事ができてしまうということが手織り絨毯のすごい所ですよね。
セミアンティークというだけあって雰囲気がとても良いラグですが元々はトルクメン族が彼らが生活しているテントの入り口のドアとして使用していたラグなんです。
なんでわかるのかと言いますとこの特徴的なデザインです。
4つの長方形が織られていてその中に同じ柄が織られていますよね。
こちらはエンシやパルダと呼ばれているデザインでテントのドアの役目をしているです。
特徴的な見た目ですがトルクメンラグではギュル文様のデザインよりも数は少なくて珍しいんですよ。
そんな背景のあるデザインは見た目にもトライバル感があってセミアンティークの雰囲気と合わさってとても素敵です。
配色は、コーラルレッド・ラピスラズリ・アイボリー・コーラルピンク・レモンイエロー・ブラウン色のウールが使用されています。
もちろん元の色からは褪色で変化していて唯一無二の色味に仕上がっています。
ラピスラズリの色味は光に照らされるととても鮮やかに見えますが、全体的に落ち着いた色味をしています。
経糸まで全てウールのみを使用して織られていてとても柔らかな質感です。
全面の毛足が擦れてほとんどなくなっていますが厚みは7㎜ほどございます。
毛足が無いのでラグの上でくつろぐというよりもお気に入りの古い家具に合わせたり空間の雰囲気作りに使用していただく方がおすすめです。
表面のウールはサラっとしていて柔らかなさっぱりとした手触りです。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。