No.04294 1970s~
Afghanistan
1970s / OLD
1170 x 790mm
良い色味に変化してきたオールドバルーチラグ。
1970sに織られてから長い時間と共に刻まれた歴史たちはとっても素敵な雰囲気があります。
手織りの絨毯というだけでも世界で一枚しかない物なんですが、50年間という時間と共にこのラグに出てきた経年変化が合わさると更に希少価値が上がりますよね。
新しいラグを50年間かけて育てていくのも楽しいと思いますが、届いたその日からこの雰囲気を楽しめるという所がオールドラグを手に入れる醍醐味ですね。
織られているデザインは、お花をモチーフにした幾何学模様の柄がフィールド一面に織られています。
ボーダーには厄除けや魔除けといった意味があるサソリ柄とイーブルアイをモチーフにした柄が織られています。
全面にぎっしりと柄が織られていますが、このラグを織った遊牧民のバルーチ族らしく自由に縛られる事なく織られているので綺麗に整列しているわけではございません。
ですがそのズレなんかに人間味やトライバル感、手織り感を感じられてまた愛着が湧いてくるポイントかもしれません。
商業的な綺麗に揃ったラグとは違った遊牧民が織るトライバルラグ感が強く出たデザインですね。
配色は、ネイビーブルー・ブラウン・レッド・ベージュ・オレンジ色のウールが使用されています。
褪色で色味が薄くなった赤は少し肩の力が抜けたような感じで馴染みやすくなっていて、ネイビーは逆に濃くなっていてより深みが出てきている印象です。
木製の家具との相性がとても良くて、ミッドセンチュリーなどのかっこいい家具に合わせて敷くと見た目も雰囲気も良さそうです。
経糸まで全てウールのみで織られているので質感はとても柔らかくて簡単に折り畳むことも出来ます。
毛足は全体的に擦れて短くなっているので厚みも6㎜程です。
表面のウールは短くなっていますがサラサラとしていて柔らかな手触りです。
擦れて毛足が短くなっている箇所と補修跡がございますので最後のお写真をご確認ください。
その他にご質問等ございましたらお気軽にお問合せください。