No.04238 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
2600 x 1970mm
アフガニスタンで生活しているトルクメン族が織った手織り絨毯はいつの時代に見ても飽きないデザインに配色。
赤い絨毯ですが適度に落ち着きがあって凄く馴染みが良いんですよ。
それもトルクメン族という民族は昔から赤と黒のラグを好んで織るんですが、彼らが身に纏うお洋服やテントも基本的に赤い物が多くて赤に囲まれている民族なんです。
それが理由なのか彼らが織る赤いラグはどことなく似た雰囲気を持つ物が多くて赤のスペシャリストの彼らのラグは世界的に人気があります。
このラグの配色もパーシアンレッド・ワインレッド・ブラック・アイボリーとトルクメンラグらしいシンプルな組み合わせで織られています。
深みのある赤には派手な印象は無く静かな気品を感じる色味をしています。
また、ブラウン、グレー、ネイビー、グリーンなど様々な色とも相性が良いのでお持ちの家具と合わせる際にもすぐに馴染んでくれると思います。
白い家具に合わせれば上品な雰囲気に、ヴィンテージの家具に合わせれば渋くかっこいい雰囲気に、今っぽいカラフルなスチール製の家具に合わせればポップな雰囲気になりますよ。
デザインはトルクメン族伝統のテケというギュル文様のデザインが織られています。
アイボリーが入った丸みのある柄がギュルで、トルクメン族が織るギュルには元々それぞれの氏族を表した家紋のような意味があったそうです。そんなギュル文様は左右均等な形が多くていつの時代に見ても飽きない普遍的な見た目をしているので、トライバルラグの中でも人気のあるデザインの一つとして現代でも受け継がれてラグに織られています。
ブラックで織られたサブギュルはトゲがあって力強さを感じるかっこいい見た目をしていますね。
フィールドを囲ったボーダーも何重にも織られていて綺麗に整ったデザインです。
3mサイズの大きなラグなので6人掛けのダイニングテーブル下に敷いても十分余裕がありますし、リビングにメインラグとしてソファに少し踏ませて敷いてもまだ寝転がる余裕が残るくらい大きなサイズです。
沢山家具を持っているけどその一つ一つにラグを合わせて選んでいくというよりも一枚で敷いちゃいたいと思っている方や、お部屋に統一感を持たせたいと思っている方におすすめです。
織りは経糸に対してウールを二重に織り込むイラン織りという技法で織られるので、強度が高くて重量がございます。重量がある分滑り止めなどを下に敷かなくてもそこまで滑る心配はいりません。
毛足には雰囲気のある擦れが見られて短くなっていますが、8㎜程厚みがございます。ラグの上で寝転んでくつろぐのにも心地良いしっかりとした厚みです。
日の光が差し込む日中には鮮やかな光沢も見せてくれる表面のウールはサラサラとしていて肌触りも心地良し。チクチクしないウールなので素足でお上がりください。
全体的にはまだまだ経年変化も出ておりませんのでこれからもっと使い込んでいって変化していくと雰囲気のある素敵なオールドラグに仕上がりますよ。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。