No.04199 1970s~
Iran
1970s / OLD
1900 x 1230mm
少し癖(特徴)があってその癖が魅力的なオールドラグ。
イランで織られたイランバルーチと呼ばれるペルシャ絨毯で、しかも経年数が50年を超えていてオールドラグと呼ばれる年代物。
少しうんちくがうるさい感じがしますが、要するに少し希少価値が高めな絨毯ですよ〜という事です。笑
そんなこちらのラグ、まず初見で気になる所が途中で変わっているフィールドの色ですよね。
配色はロイヤルブルー・ウルトラマリンブルー・アイボリー・ブルーグレー・パーシアンレッド・カージナルレッド色のウールが使用されています。
ネイビーのバルーチラグはよくあるんですが、ネイビーよりも青に近いロイヤルブルーの色のラグは珍しくて少しエキゾチック感のある見た目が良いですよね。
正面写真左側が上部なんですが、上部にはロイヤルブルーが使用されていて真ん中あたりからウルトラマリンブルーに切り替わっています。
バルーチラグでは時々見られる現象なんですが、これはこのラグを織っていた途中で色が無くなってしまったので近しい色に切り替えているという事が主な原因で、手織りラグならではの証でもあります。
バルーチ族が織るラグにはこういったそのラグのみが持っている特徴のような物が多々あって人の手で織られた人間味を感じるんですよね。
色味はどの色も濃くてハッキリとした発色が綺麗に見られます。
デザインは幾何学模様の柄が整列した左右均等な見た目をしています。
左右均等な見た目なので家具なんかにも合わせやすいですし、ラグを見る方向が変わっても違和感がなく飽きづらい所が良いですよ。
バルーチラグでは珍しく強度の高いコットンの経糸にウールを二重に織り込んでいくイラン織りの技法で織られているので丈夫で重量があります。
毛足が短くなっている所もございますが厚みはヴィンテージのバルーチラグでは平均的な7㎜程ございます。
表面のウールはサラサラとしていて心地の良い手触りです。
部分的に毛足が短くなっている箇所がございますので最後のお写真をご確認ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。