No.04195 1970s~
Iran
1970s / OLD
2220 x 1330mm
イランのハマダーン州で織られたこちらの絨毯。全体に良い味が出た1970sのオールドペルシャ絨毯です。
年々良くなっていく色味に短くなった毛足、馴染んで柔らかくなった質感など50年以上の月日を経てここでまだ成長している事が凄いですよね。
そしてそれだけ昔に織られたのにまだしっかりと使う事が出来るのが手織り絨毯の素晴らしい所です。
やっぱりこれだけの年代物になってくるとラグそのものの雰囲気が一段と変わりますし、このラグを敷いた空間や合わせた家具の見た目も変わるんですよね。
もちろん古いラグが全て良いというわけではなくて、それぞれ経年変化の出かたも違いますし好みもございますので様々なんですが、このラグは一眼で良い意味で古さを感じられますししっかりと使える状態という所がおすすめしたいポイントです。
デザインはお花をモチーフにしたメダリオンがメインに織られていてその周りやボーダーにも小さなお花の柄が織られています。
幾何学模様の直線的でカクカクとした感じと丸みのあるお花のミスマッチな所が可愛く見えて不思議なんですよね。笑
どう見ても設計図は無く自由に織られたデザインなので、手で織られた温もりとか抜け感とかがとても良くて、古い手織り絨毯特有のラグ自体が生きているそんな雰囲気を感じられます。
小さく織られた柄の中には豊かな生活への願いを意味した動物の柄や、メダリオンの両サイドには子孫繁栄や長寿祈願への願いが込められた生命の樹の柄が織られています。
配色には、ターキーレッド・コーラルレッド・ワインレッド・フォーン・インディゴブルー・ブラック・アイボリー・オレンジ色のウールが使用されています。
自由に織られたラグなので配色も所々色が変えられていたりして自由な所があって手織りの良さを感じます。
全体的に褪色が出ているので色味は部分的に変わっていて動きがありますが、色味は比較的濃く残っていて発色も綺麗です。
経糸には強度の高いコットンが使用されていてウールの部分は二重に織り込まれている為、オールドラグになった今も使用出来るほど丈夫です。
毛足は短くなってきていますが厚みは8㎜程ございますのでラグの上でくつろぐ際にも問題ございません。
1970sに織られたラグですが表面のウールはサラッとしていて柔らかく素肌で触れてもチクチクしませんので安心してご使用いただけます。
毛足が短くなっている箇所や左側上部のフリンジにほつれがございますので最後のお写真3枚をご確認ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。