No.04104 1970s~
Iran
1970s / OLD
2870 x 2080mm
縦横2mオーバーの大きなペルシャ絨毯。
このサイズでしたらダイニングテーブルの下に敷いても綺麗に収まりますし、大きなお部屋に一枚で敷いても丁度良さそうです。
そして織られた年代が1970sで経年数がなんと50年以上も昔の絨毯なんです。
経年数が50年を超えてくるとヴィンテージラグではなくオールドラグと呼ばれるようになる年代物という事で(amalehのバイヤーが現地で商人の方達とそう呼んでいます。)全体に経年による変化も出ていてとても良い雰囲気。
このサイズのオールドラグは中々珍しくて買い付けるのも大変なんですよね。。
さらにこのラグを織った民族もペルシャ絨毯の中でも人気のあるカシュガイ族。
デザインを見るとカシュガイ族の特徴が分かりやすいんですが、メインは4つ繋がったメダリオンが真ん中に織られていて、その周りには沢山の細かな柄が織られています。
この細かな柄たちはペルシャ語で鳥という意味の"ムルグ"という柄だったり植物、お花などを表した柄が織られていて、カシュガイ族のトライバルラグといえばこの細かな柄が織られているデザインが特徴とされています。
遊牧民のカシュガイ族が織る絨毯は彼ららしく自然界で見る動植物が多くデザインに影響していて、手織りで織られた絨毯には自然にできてしまうズレや歪みがあって人の手で作られた温かみも感じられる所が良いですよね。
配色はパーシアンレッド・ワインレッド・オレンジ・コーラルピンク・ブラック・ネイビー色のウールが使用されています。
全体に褪色が出ていてネイビーはグレーにも見える箇所があったり赤系色も部分によっては全然色味が変わっています。色味が濃い部分もあれば薄くなっている部分もあって、これだけ色味に変化が出ているとアンティークなどの家具を合わせても相性が良いと思いますよ。
ただ50年という時間が過ぎただけではなくしっかりとお手入れされて育てられたから出てきたこの経年変化ですので、もちろん他に同じ物はありませんしこのラグだけが持っている雰囲気があります。
床に敷いて見てみると既にいい味のある見た目をしていますが、手織り絨毯は洗えてリペアも出来て、中には100年以上も昔に織られたラグなんかも今だに使えたりするので、これからもどんどん育てていってより変化していく姿をお楽しみいただければと思います。
経糸まで全てウールのみで織られていて折り畳んでも大丈夫な程柔らかな質感です。
質感は柔らかいんですが表面に出ているウールたちは全て二重に重ねて織られているダブルノット織りで織られているのでとても丈夫です。
毛足が短くなっている箇所もございますが厚みは10㎜程ございますのでラグの上でくつろぐ際にも十分です。
表面のウールは柔らかくてサラサラとした手触りなので素肌で触れてもチクチクしませんのでご安心ください。
全体的に経年変化が出ている個性強めなラグなので手織り絨毯が初めてという方よりは、少し古い物に慣れていて家具なんかも古い物をお持ちという方におすすめのスペシャルなオールドペルシャ絨毯です。
上手にお直しされているので気になりませんが補修跡がございますので最後のお写真をご確認ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。