No.02042 1990s~
Iran
1990s / VINTAGE
1580 x 1130mm
ベースカラーの赤に黒いラインでデザインを織ることで有名なトルクメン族。この民族は主にトルクメニスタン、イラン、アフガニスタンの中東地域で生活されている遊牧民。どこの国であろうと、トルクメン族が織るラグは基本的に赤に黒が主流です。そして、その配色はラグのみならず、衣類やテントの中も統一されています。
こちらはイランのトルクメン族が織ったペルシャ絨毯です。ベースカラーに使用されている色味は、赤というよりはワインレッドに近い色味で、発色が良く鮮やかです。アフガニスタン産のトルクメンラグは朱色に近かったり、深みのある濃い赤が使用されることが多いので、同じ色でも産地によっては若干の違いがあって、トライバルラグの面白いところでもあります。
デザインはトルクメンラグ特有のギュル紋様が全面に入った均等柄。黒のラインで織られていますが、褪色が出てきている為、ブルーグレーに色味が変化し始めています。ワインレッドに対してコントラストが強いアイボリーのウールは、ボーダーや全体に入っている為、より存在感が出て良いバランスです。
縦幅に比べて横幅もあるラグなので、コーヒーテーブルの下や、机の下にピッタリかと思います。
厚みは7mmで、ギュッと細かくウールが織り込まれています。きめ細かなサラサラとしたウールなので肌触りも心地よいです。