No.01916 1970s~
Iran
1970s / OLD
2250 x 1170mm
ナチュラルなウールをそのままの色味で織っているので、50年以上の時が経ったとしても、変わらない柔らかな雰囲気を感じます。
1970sに織られたラグには歴史が刻まれていて、雰囲気がとても良いです。擦れて短くなった表面や、補修で後からウールが入れられている跡があったりと、丁寧にお手入れされながら繋がれてきたラグには、綺麗なシワが入っていて良い表情をしています。
ラグも人間も一緒かもしれませんね。
なぜヴィンテージの雰囲気は出ていても柔らかな雰囲気は変わらないのかと言いますと、色味です。
これがトルクメンラグだとしたら、色味は真っ赤から朱色や赤茶に変わっていて、異なった色味の部分はグラデーションに見えるかと思います。もちろん褪色が全く出ていないわけではありませんが、染色されていない分、抜ける色が無いので染められたウールを使用しているラグに比べると、色味に変化が見えづらいんです。ちなみに、使用されているウールの色味はアイボリー、ココア、焦茶に近いです。
好みですがナチュラルカラーのラグが良いところは、その色褪せなさもあります。
デザインはこの手のペルシャ絨毯に多い、メダリオンデザイン。
メダリオンデザインなんですが、同じペルシャ絨毯でも華々しいモノとは違って、よりトライバル感が強いシンプルなデザインです。ブロック調のボーダーやジグザグと入ったボーダーなど、全体的に色味に合った柔らかくゆる〜いデザインですね。
擦れて短くなっている箇所もございますが、8mmほどの厚みがあります。
ウールはサラサラとして、ソフトな肌触りです。