No.01918 1990s~
Afghanistan
1990s / VINTAGE
1710 x 1210mm
バルーチ族らしからぬデザインと配色が珍しいですよね。
本当にバルーチラグですか〜?ってなってしまいそうな見た目ですが、デザインは完全にトルコやコーカサス地方に影響を受けているモノです。もしかしたら、そっちのラグのデザインをモチーフに織ったのだと思います。このイガイガしたデザインや、沢山入った八芒星の柄などを見るとコーカサス地方のラグにそっくりですよね。
八芒星にはお守りの意味合いがあります。また、Yの字を崩したようなイガイガした柄が沢山入っていますが、こちらはアニマルヘッドという主に羊のツノをモチーフにした柄で、この柄も同じく厄除けだったりと、お守りの意味合いが込められています。
モカや焦茶を中心とした茶系でまとめられた配色は、強弱がそこまで無く、バルーチ族には珍しい色使いに見えます。特に少し淡い色合いを使用しているところが珍しく、茶系のラグでもここまでフワッとした配色のバルーチラグはあまり見たことがありません。通常だったら中心で使われているアイボリーを目立たせる為に、周りの色味を濃い色に設定すると思うんですけどね。
淡い色合いは他の家具とも馴染みやすいので、ソファー前に合わせてご使用いただいたり、優しい雰囲気なので寝室でベッドに合わせて敷いたりしても良いと思います。
織りはやや太めのウールが使われていて、バルーチラグにしては分厚めの10mmございます。なのでパイルはフワッと包んでくれるように優しく、肌触りも良いです。