No.04211 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1410 x 830mm
パッと見ただけですと分かりづらいんですが部分的に色が薄くなってきていたり移っていたりとヴィンテージラグらしい良い変化が出ていて雰囲気のあるバルーチラグ。
まっさらな新品のラグも良いですがせっかくヴィンテージラグを選ぶならお部屋にも家具にも合わせやすい馴染みが出ている物が良いですよね。
実際に時間をかけてゆっくりとリアルに変化してきているので、加工された物とは見た目の説得力が違います。
アフガニスタンで遊牧生活しているバルーチ族が織ったこのデザインはミフラーブというもので、凸の形をしているのがミフラーブです。
ムスリムの人々にとっては大切なモスク(礼拝堂)で礼拝をする時に拝む壁に描かれていたり形作られているミフラーブ。
また外などで礼拝する際にはこのミフラーブをメッカの方向に向けてラグの上で礼拝する事からミフラーブが織られたラグはプレイヤーラグとも呼ばれております。
ですが現代ではミフラーブも一つのデザインとしてラグに織られる事が多く実際に礼拝に使用されていない物の方が多い印象です。
ミフラーブ内には植物の柄や子孫繁栄や長寿祈願といった縁起の良い意味合いがある生命の樹が織られています。
ボーダーには厄除けの意味がある柄も織られていて全体的にトライバルラグらしい意味が込められた柄が多く織られているデザインですね。
配色はベージュ・インディゴ・アクアマリンブルー・ブラウン・ブラック・コーラルレッド・ピーグリーン・レッド・テラコッタ・ウィローグリーン・オレンジ色のウールが使用されています。
全体的に褪色していて色味は部分的に変化しています。濃い色は濃く残っていますがやや薄く馴染んでいる色もあってとても良い雰囲気です。
縦糸まで全てウールのみで織られたラグなのでとても柔らかくて簡単に折り畳む事も出来ます。
若干毛足が短くなってきている箇所もございますが、厚みはバルーチラグでは平均的な7㎜程ございますのでラグの上でくつろぐ際にも十分です。
表面の毛足はサラサラとしていて柔らかく心地の良い肌触りです。素肌で触れてもウール特有のチクチクはございませんので是非ラグに寝転がってくつろいでください。
クリーニングの際にちょこっと色移りしている箇所がございますので最後のお写真をご確認ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。