No.04205 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1320 x 730mm
質感から色味までとても柔らかく仕上がっているヴィンテージバルーチラグ。
ラグの経年変化の出かたは本当に様々で穴が空くほど擦れた物もあれば、色味が全く異なる色に変化している物もあるんですが、このラグは色味に大きく変化が見られます。
元の色が薄らとしか残っておらず判断するのも難しい程変化した色味。
おそらく山岳地帯の直射日光をたくさん浴びて育ったんでしょう。向こうは日差しがとっても強いので、洗って干してと繰り返しているうちにここまで変化したんだと思います。
配色はベージュ・ブルーグレー・コーラルレッド・ブラウン・アイボリー色のウールに見えますが、ベージュはもう少し赤茶色に近い色、ブルーグレーはネイビー、コーラルレッドは赤だった色が変化しております。
ここまで色味が変化したラグは珍しいですし均等に柔らかな雰囲気に変化しているので敷きやすいかと思います。
デザインは下部に生命の樹をモチーフにした柄が織られていて、上部には2つモスクとミフラーブをモチーフにした柄が織られています。
生命の樹はツリー・オブ・ライフとも呼ばれている柄で、子孫繁栄や長寿祈願といった生命に関する願いが込められた縁起の良い柄です。
モスクやミフラーブはムスリムの人々にとって大切な彼らの生活には欠かせない物です。
ボーダーには厄除けや魔除けの意味合いがあるサソリ柄が織られていて全体的に意味が込められたトライバルラグらしいデザインが織られています。
経糸もパイル部分も全てウールのみで織られているので質感は折り畳めてしまうくらいとても柔らかです。
毛足は良い具合に擦れてきていて雰囲気がありますが、それでもヴィンテージのバルーチラグでは平均的な7㎜程の厚みがございます。
表面のウールはサラサラとしていて手触りも良く素肌で触れても問題ございませんので安心してご使用いただけます。
その他にご質問等ございましたらお気軽にお問合せください。