No.04056 1970s~
Afghanistan
1970s / OLD
1330 x 890mm
織られてから50年以上が経過したオールドラグ。
表面の擦れた見た目や褪色した色味など自然に出来た顔つきはヴィンテージ風では無くしっかりと説得力があります。
アフガニスタンの遊牧民のバルーチ族が50年以上前に織ったデザインはミフラーブデザイン。凸の形をしているのがミフラーブデザインで、モスク(礼拝堂)の壁画にあるものが元になっています。
ミフラーブの中やその周りに織られている柄はチャナールという植物の葉をモチーフにした柄とお花の柄が織られています。
ミフラーブを囲っているイガイガとした柄はサソリ柄をモチーフにしたもので、厄除けや魔除けの意味合いが込められています。
褪色して全体の色味に変化が出ていますが使用されている色は、レッド・ブラック・ネイビー・ボルドー・ブラウン・ロイヤルブルー色のウールが使用されています。自然に年数と共に変化してきているので部分的に褪色していて雰囲気がとってもあります。
また、バルーチ族は織ったラグに後から差し色を入れて、そこを気の通り道にするとも言われています。
このラグでいうとロイヤルブルーのドットが気の通り道として後入された差し色で、ここから悪い気が溜まらないように流れを作っています。
部分的に強弱がありますが毛足は全体的に短くなっていて厚みは6〜7㎜程です。経糸まで全てウールのみで織られた質感は柔らかくて簡単に折り畳む事も出来ます。
表面のウールは毛足がある所はサラッとしていて、短い所はザラッとしています。どちらも手触りは良く、古いラグ特有の擦れた風合いも感じていただけると思います。
アンティークやヴィンテージの家具にも相性は良いと思いますので、是非オールドの雰囲気の合う家具に合わせて敷いてあげてください。
その他にご質問等ございましたらお気軽にお問合せください。