No.03368 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1310 x 890mm
自然に出来た魅力的な色味は夜空だけど明るい空を眺めているようです。赤が圧倒的に多いラグですがその次にネイビーかな。それでも数はやっぱり少なめで、もちろんネイビーでも発色や色味は様々で、微妙な違いに好みもあるかと思います。このコは褪色が出てきていて全体の色に動きがあります。それも好みかと思いますが、なんかこの均一ではない色味に惹かれるんです。沢山のラグを見ていると、だんだんと個性を追ってしまうのでしょうか、少し気になるクセがあるラグの方が気になります。笑
そんなコなのでビビッと来る方にはピッタリですが万人ウケという訳では無いかもしれません。でも手織りのラグをせっかく選ぶなら、ましてやもう既に何枚か所有しているという方ならわかっていただけるかと思います。この唯一無二という個性。
全ての手織りラグは一点物なのでそれぞれ違うんですが、年代物が良いと言われるように年数と共に変化してきたラグは更に良く見えるんですよね。
わかりやすく変化が出ている配色のベースカラーはネイビーに少しパープルが入ったオリエンラルブルー。その他にベージュ・サックスブルー・ダークグリーン・ヒース・ブラックのウールが使用されています。それぞれ元の色から変化していますが、色が濃く残っているところや、色が全く変わっている所など、とにかく動きがあります。雲があったり星があったりライトで照らされたりする夜空のように見えて素敵です。
デザインはギュル文様をモチーフにした柄が織られています。たまたまですが、配色に動きがあって個性的なので、デザインは均等で派手すぎないこのくらいが丁度良いバランスかなと思います。ボーダーにポツポツと星のように入っているベージュの柄がベースカラーに映えていて良いアクセントになっています。
全体的に色味には変化が出ているものの毛足はしっかりと残っていて、バルーチラグでは珍しい10㎜も厚みがあります。ふかっとする厚みなので直接ラグに座っても気持ちの良い質感。柔らかさを感じていただけると思います。
表面のウールは光の当たる角度で光沢も見られる程綺麗で、素肌で触れてもサラサラとしていてとても心地良いです。
色が強く変化している箇所は最後のお写真をご確認ください。