No.03332 1980s~
Pakistan
1980s / VINTAGE
1920 x 650mm
横幅に比べて縦に長いランナーと呼ばれているタイプのパキスタンラグ。
ランナーラグは色々な産地で織られた物がございますが、パキスタンラグのこの手のデザインはやっぱりパキスタン産だけですよね。
ミフラーブデザインというデザインなんですが、このミフラーブデザインは他の産地や民族も織っているです。ただこの見た目がパキスタンラグなんですよね。少し違いの説明が難しいですが、絵に描いたような表現力のある織りは細いラインで、横に同じミフラーブが並んで織られていますよね。このデザインは他の産地では見ないんですよね。パキスタンラグの特徴的なデザインのひとつです。並んだミフラーブの中に織られているのはシャンデリアや香炉というお香が焚かれる入れ物。実際のモスクの中でもこういった物が上に吊るされているんです。このデザインを見てモスクに行った時に、ああコレが織られていたのかと直ぐわかる表現力。
斜めに織られているチェーンのラインなんかを見るとそれぞれ動きがあって、上手に織っているな〜と感心してしまいます。もちろん手織りです。
配色はネイビーをベースカラーにしていますが、赤・オレンジ・クリーム・テラコッタのウールが全体に使用されているので、ネイビーが強いわけではございません。褪色で少し色味に雰囲気が出てきていますが、表面にはキラッと光る光沢が見られます。パキスタンラグの特徴その2、光沢。パキスタンラグは光沢がとっても綺麗に見えるラグが多いんですが、ウールを染める染色方法が他の産地とは異なるからこの綺麗な光沢が見られるそうなんです。
ラグを敷く際には光が当たる方向に向かって上側を向けて敷いてあげてくださいね。キラッと表面の光沢がとっても綺麗に見えますよ。
パキスタンラグでは平均的な6㎜の厚さがあります。綺麗な光沢が見られるウールはツルツルとしていて肌触りがとても心地良いです。
気にならない程度ですが経糸の玉留めと薄らですが裏面に印字がございますので最後のお写真2枚をご確認ください。