No.03102 1970s~
Afghanistan
1970s / OLD
1470 x 1010mm
毛足が短くなっていたり、色味が変わっていたり、形もゆがんでいたりと、全体に経年と共に出てきた変化が見られるオールドバルーチラグ。
自然に出来た変化は均等ではなくまばらですがそれがまた一点物の良い所ですよね。
配色は色味に強弱が出ている赤をベースカラーにして、オレンジ・パープル・アイボリー・テラコッタ・ダークネイビーのウールが使用されています。色味がやや濃くなっていたり、その逆で薄くなっていたり、元の色味から変わっていたりしてとても良い雰囲気があります。
デザインは古くから親しまれてきたミフラーブデザイン。元はモスクの中の壁画を織ったデザインです。中央には子孫繁栄や長寿祈願といった意味がある生命の樹をモチーフにした柄も織られていて縁起が良いです。また、それぞれの柄の頭にはクルンっとまわった羊のツノの柄がついています。こちらには厄除けや魔除けといった意味があって、邪気の侵入を防いでくれるお守りの柄としてラグに織られています。
毛足が短くなっている箇所もございますが、厚みはバルーチラグではやや厚手の8㎜程ございます。縦糸まで全てウールで織られているので元々柔らかな質感で、表面のウールは肌触りが心地良いです。さらに時間と共に馴染んできていますので、簡単に折り畳めてしまうほど柔らかな質感をしています。