No.03096 1990s~
Afghanistan
1990s / VINTAGE
1370 x 910mm
上下の長いキリムエンドが特徴的なバルーチラグ。キリムエンドにはスマック織りという技法で、刺繍のような見た目で柄が織り込まれています。上下のエンドを足すと真ん中の絨毯の部分と同じくらいの幅があります。
パイルがある絨毯の部分は、お花をモチーフにした幾何学模様のメダリオンを中心にして、植物をモチーフにした幾何学模様が織り込まれています。お花の柄は見た目も可愛いですし富の象徴といった意味合いもあって、ラグに好んで織り込まれる柄です。植物をモチーフにしたデザインなので、大きな緑の葉がついた観葉植物と合わせて敷くのもお薦めです。
配色は深みのあるネイビーをベースカラーにして、赤・朱色・ターコイズ・モスグリーン・ブラウン・ベージュのウールが使用されています。褪色も出てきていますが発色は良くて、存在感のあるしっかりとした色味をしています。
毛足は擦れて短くなってきていますが、バルーチ族では平均的な7㎜の厚みがあります。ウールはソフトで柔らかく、素肌で触れても心地良い肌触りです。
毛足が短くなった表面にはポツポツと白い下糸が見えている箇所や若干の色移りがございます。最後のお写真3枚をご確認ください。