No.02778 1990s~
Afghanistan
1990s / VINTAGE
2050 x 1020mm
フィールドやデザインが部分的に霜降りになっている変わったトルクメンラグ。トルクメンラグといえば赤に黒の合わせが最も主流の配色ですが、アブラッシュという染色方法で染められたウールが使用されているのでこの霜降りが見られます。
使用されている配色は赤・ダークネイビー・カーキ・バーガンディ・グレーなどのウールが使用されています。
また、珍しいのは配色だけではなくデザインもトルクメンラグではあまり見かけない花瓶模様が全面に織られています。同じアフガニスタンでラグを織るバルーチ族は花瓶模様をよく織りますが、トルクメン族は基本的にギュル文様をラグに織ります。そこまで古いラグでは無いので、色々なラグからインスピレーションを得て織られたのかもしれませんね。
花瓶模様は富の象徴や豊かな暮らしへの願いといった意味があって、縁起の良いデザインです。
ギュッギュッとキツく詰めてウールを二重にしっかりと織られているので、重量と強度があります。毛足が短いトルクメンラグですが厚みは7mmございますので、直接座ったり寝転んでも心地良いと思います。表面はサラッとサッパリした手触りのウールです。