No.02315 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1970 x 1040mm
アフガニスタンのトルクメン族が織る代表的な柄といえば、家紋を意味する八角形のギュルですが、こちらには一つもギュルが表現されておりません。
織られているのは中央に3つ並んだ香炉と、お花柄にも見えるサソリ柄が香炉を囲むように入っています。また、香炉の上部には羊のツノをモチーフにした柄が織られています。サソリ柄は魔除けの効果、羊のツノは繁栄や豊かさを意味する柄です。
このように香炉をはじめ、サソリ柄、羊のツノとトルクメンラグには中々見ない柄が沢山盛り込まれていて、とっても珍しいデザインです。トルクメン族が織ったラグですが、バルーチラグのデザインに影響を受けた職人さんが織った、そんな印象のデザインですね。
メインカラーはトルクメン族の代名詞の赤。差し色はネイビー・ライトブラウン・ベージュ・オレンジを使用しています。長いフリンジはビスケットカラーで柔らかな印象です。
サラサラとした心地よいウールの肌触り。イラン織りという技法で、二重にウールを織り込んだ厚さは9mmございます。しっかりと織られた丈夫で重厚感のある作りです。
フリンジが一部短くなっています。お写真をご確認ください。