No.02021 1960s~
Afghanistan
1960s / OLD
880 x 610mm
年齢を重ねるごとに魅力を増すトライバルラグ。
しっかりと歴史が入っていくからこれだけ魅了されるのだと思います。ちゃんと使って、お手入れしてを繰り返して出来た褪色で、表面の色味はモカ色に変化しています。でも所々色味が違うので、ベースカラーを言い切ることが出来ません。。このオールドラグにしか見られない唯一無二の色味です。
ですがトルクメンラグという事と、裏面の残っている色味を見る限り、元々は赤いベースカラーだったという事は確かです。それがこの色味に変わっている、、時間の経過で出来上がったとっても素敵な色味です。
ベースカラー以外にも、デザインの輪郭に使われているネイビーは深みを増してダークネイビーに変わっていて、ブラウンは焦茶やココアなどと、褪色が部分的に出ている為、色味が異なって見えます。
上部にダークネイビーで織られているデザインは、モスクとミフラーブです。ふたつとも古くからある現地で大変親しまれている柄です。三角形で、テントのようなモスクの頂点に、ピョコっとツノが生えています。これは羊のツノを表したもので、内側のボーダーにも織られていますが、邪気を追い払うお守りのような意味が込められている柄としてラグに使われています。
その他に、外側のボーダーにはペイズリー柄の原型と言われている、ボテ柄が入っています。
サラサラとしたウールで、織りはトルクメン族ですので、やや硬めです。ウールを二重に織り込む技法を使って織られていますので、縦糸まで全てウールが使用されていますが丈夫なところが嬉しいですよね。