No.01941 1980s~
Iran
1980s / VINTAGE
1390 x 970mm
柄が全面に入っていますが、全てのラインがとても細くて、綺麗に織られていることがわかります。それぞれ好みはあるかと思いますが、細かく織られたラグは現地でも評価が高いとされています。
細かな織りでデザインを織るためには、織っていくウールも細かい必要があるのですが、そうすると必然的に織り終わったラグは肌触りがとても良くなりますよね。
こちらのラグはウールを縫いつけていく経糸にシルクが使用されています。シルクはウールよりも細いので、細かく織っていくのには最適な繊維で、尚且つとってもなめらかな肌触り。
ウールよりも強度は弱いとされていますが、土足文化ではない私たちの生活の中で使用する上では十分な強度がありますのでご安心ください。
デザインには花瓶柄や水差しの柄、そして、お花がラグの中で沢山咲いています。
このラグが織られた中東地域ではとても貴重な、お水やお花を表す柄は富の象徴とされていますので、意味合いもペルシャ絨毯らしい華のあるデザインです。
シルクが使われて華々しいデザイン。でもギラギラとした印象では無くて、どちらかというと落ち着いた雰囲気です。
ベースカラーに赤よりも深みのあるボルドーが使用されていて、柄には濃いネイビーが使用されています。一見、柄が沢山入っていて華々しいデザインなので、少し派手かなっていう気がしますが、この2色が全体のトーンを少し落としているので、嫌なギラギラ感を感じないんだと思います。丁度良い深みのある印象です。
厚みは5mmでとても柔らかな質感です。細かなパイルはシルクの影響もあって、とっても肌触りが良いです。