No.01487 1960s~
Turkey
1960s / OLD
2050 x 1130mm
擦れによって全面の毛足が短くなってきていて、中心周辺は特に強く擦れているのでとても雰囲気のある見た目をしています。
織られてから60年以上の月日と共に自然と変化してきたものなので、表面に表れている変化は均一ではございませんが不揃いのその本物の見た目がまた素敵です。
部分的に見えなくなっていますがデザインは幾何学模様のメダリオンだという事がわかります。メダリオンはお花をモチーフにして織られていて、ボーダーや四隅のメダリオンコーナーにもお花の柄が織られています。
メダリオンの上下先端には小さいですが子孫繁栄や長寿祈願といった縁起の良い意味がある生命の樹をモチーフにした柄が織られています。
配色は褪色によって青さが増して出てきたネイビーをメインカラーにして、テラコッタ・オレンジ・ブラウン・マスタードイエロー・グレー・モスグリーン・アイボリー・ブラックのウールが使用されています。
テラコッタの部分は元々真っ赤だったウールが褪色して変化した色味だったりどの色のウールも元の色から変わっていて、部分的に少し濃かったり薄かったりと他には無いこのラグだけの色味になっています。
手織りのラグは機械で作られたラグと違って、変化を楽しみながら長く使っていけるという利点がありますが、どのようにエイジングしていくのかはそれぞれのラグによって異なります。なのでこのラグに見られる雰囲気の良い擦れや褪色が全ての古いラグに見られるというわけではもちろんなく、世界で一つだけのラグということになります。
表面の毛足は擦れて短くなっているので厚みは6㎜程です。経糸からセルベッジまで全てウールで織られていて、更に馴染んできた質感はクタクタっとしていてとても柔らかいです。
表面のウールはサラサラっとしていて、質感と同様に柔らかな心地良い手触りです。
直接座る場所に敷くラグというよりも、お気に入りの家具などに合わせて敷いてあげると相乗効果で良い雰囲気を作っていただけると思いますよ。