No.03431 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1370 x 740mm
トルクメン族伝統のギュル文様の柄をモチーフにして織られたラグ。
他の民族や産地のラグからインスピレーションを受けて独自のデザインに取り込む事が上手なバルーチ族らしいデザインです。
ギュル文様はこのラグにも織られている様に8角形の柄で、トルクメン族が織る物は整列して織られている事が多いデザインです。元々はトルクメン族の氏族を表す柄だった物が段々と世界中に広がっていって近年では色々な形の物があります。
バルーチ族はトルクメン族と同様の遊牧民。バルーチ族が織るラグはゆるく人の手で織られた温かみが伝わってくる物が多いイメージがあります。このラグに織られたデザインを見てみても、所々若干のズレがあって大きさが違っていたりと機械では出せない手仕事感があって良いですよね。
綺麗な直線で織られたラグとは違う緩さのある所はトライバルラグの可愛らしい所だなと感じます。
配色は赤・ネイビー・アイボリー色のウールで織られています。とってもシンプルな配色ですが赤に黒がシンボルカラーのトルクメンラグをモチーフにしているので配色も寄せてみたのかもしれませんね。
部分的に褪色も出ていて変化した色味は良い味を出しています。木製の家具との相性がとっても良いですよ。
毛足は擦れて短くなってきているので厚みは6㎜程です。バルーチラグの中では平均的な厚みなので厚過ぎず薄過ぎずといった所です。
表面のウールはサラサラと柔らかくて肌触りが心地良いです。
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