No.03067 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1440 x 880mm
下部の途中から色味が変わっているのは、元々色味が違うウールに切り替えて織り繋がれた為ですが、それすら良い雰囲気に馴染むくらい褪色が全体に綺麗に出ています。実際には全てのラグが使っていけば綺麗に変化してくれるというわけではなく、その過程や染色されたウールによっては全然違った見た目に変化していきます。
なのでこのコのように綺麗に褪色したラグは現地でも希少価値が高くて見つけるのも一苦労というわけなんです。。美しいと思わされるものは万国共通なんですね。
配色は真っ赤だったメインカラーが朱色に変わっていて、ネイビーは深みを増して濃いダークネイビーに、あとはベージュのウールが使用されて織られています。
綺麗に作られた色味ではなく歳を重ねて自然に変化してきた色味なので所々で濃さが違っていたりしますがそこがまた素敵です。
デザインは古くから親しまれてきたミフラーブデザイン。モスクの中にある壁画をモチーフにして織ったデザインです。ミフラーブ凸のラインの中にもそれぞれ異なった柄が細かく織られていて見応えがあります。
全面の毛足が短くなってきていますが、厚みはバルーチラグでは平均的な7㎜程ございます。経糸まで全てウールを使用して織られている上に時間と共に馴染んできていますので、簡単に折り畳めてしまうほど柔らかな質感をしています。表面のウールもサラサラとしていてとても心地良い肌触りです。