No.04189 1990s~
Afghanistan
1990s / VINTAGE
1570 x 830mm
アフガニスタンのバルーチ族らしい配色で織られたヴィンテージラグ。
ダークトーンの中に差し色を光らせてデザインを綺麗に浮かび上がらせて見せる彼ららしい配色は落ち着いた雰囲気なのに程良く存在感を感じるんですよね。
使用されている色はネイビー・アイボリー・レッド・ボルドー・ブラック・ブラウンのウールが使用されています。
全体的に色味も濃く深みがある見た目をしているので、間接照明の下なんかですととても暗く感じるかと思います。
ですがお部屋は落ち着いた雰囲気が良いという方や渋くてかっこいいラグをお探しの方にはおすすめです。
もちろん明るい場所で見ると色味も鮮やかに見えますので、敷く場所によっては昼夜で異なる表情を見せてくれる二面性があってお楽しみいただけると思います。
デザインは中央にミフラーブが織られていて、上部にはモスクをモチーフにした柄が織られています。
ミフラーブはモスクの中にある壁画をモチーフにして織られるデザインで、ムスリムの人々にとっては大切なシンボル。このミフラーブの中には子孫繁栄や長寿祈願といった意味がある生命の樹をモチーフにした柄が織られていて縁起が良いミフラーブデザインです。
またミフラーブやモスクの柄の頭には羊のツノのような物が織られています。
これらはアニマルヘッドと呼ばれる柄で厄除けや魔除けという意味があります。
織られたデザイン全体に意味が込められていて、トライバルラグらしさを感じられるのもこのラグの良い所ですね。
縦糸まで全てウールのみで織られたラグなのでとても柔らかくて簡単に折り畳む事も出来ます。
若干毛足が短くなってきている箇所もございますが、厚みはバルーチラグでは平均的な8㎜程ございますので、ラグの上に直接座ってくつろぐ際にも十分です。
表面の毛足はサラサラとしていて柔らかく肌触りがとっても心地良いです。素肌で触れてもウール特有のチクチクはございませんので是非素足でお上がりください。
ポツっと見えるのは手織りラグならではなんですが、経糸を結んだ際にできる玉留めです。ほつれる心配はございませんのでそのままご使用ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。