No.03917 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1670 x 800mm
全体的にどこか和を感じるトルクメンラグ。和室に合わせても似合いそうなデザインに配色です。
元々はトルクメン族が遊牧生活の中で住居にしているテントのドアとして使われていたラグに織られていたエンシデザイン。上下に四角い枠があってその中には鳥が背を向け合った影をモチーフにした柄が織られています。ギュル文様のデザインで有名なトルクメンラグですが、ギュル文様に比べるとエンシは数が少なく希少価値も高めです。
メインデザインの周りにはお花をモチーフにした柄が織られています。和柄にもありそうな可愛らしい見た目をしていてエンシデザインを上手く後ろから引き立てています。
配色はトルクメンラグらしく鮮やかなカッパーレッドをメインカラーにしていて、ブラック・ネールピンク・サーモンピンクのウールが使用されています。
そこまで多くの色を使用しているわけではございませんが、レッドにブラックの色合わせが効いていて存在感があります。お花なんかも細かく色を変えて織られていて多くの色を使われていなくても見入ってしまうとても良い配色です。
経糸にはゴートウールも使用されていて、ウールを二重に織り込む技法で織られているので、毛足が短くなっている箇所もございますがこれからも長くご使用いただけるだけの耐久性がございます。
厚みはラグの中でも厚手の10㎜程ございます。表面のウールはサラッとした手触りで短く揃った毛足は柔らかな質感です。