No.03912 1960s~
Afghanistan
1960s / OLD
1440 x 1000mm
オールドトルクメンラグというとても贅沢な呼び名。シンプルな配色でカッコイイラグといえばトルクメンラグですが、歳と共にさらに渋さが出てきたオールドトルクメンラグには遠目からでも感じる存在感があります。
サラッと敷いてあるだけでその空間の雰囲気を変えてしまうし、家具に合わせればその家具を引き立ててくれる力を持っている。同い年くらいのミッドセンチュリー家具と合わせたらとてもカッコイイと思います。
そんなスペシャルなオールドラグに織られているのは、遊牧民のトルクメン族が移動式テントのドアとして使っていたラグに織られるエンシやパルダというデザインが織られています。
トルクメンラグというとギュル文様がデザインとしては最も有名ですが、エンシはそのギュル文様に比べて数が少なくマニアの間でも人気があります。上下に四角形が織られていてその中に鳥をモチーフにした柄が織られているのが特徴で、シンメトリーなので家具などに合わせる際にも見た目に違和感がなく合わせやすいです。
配色はトルクメンラグらしく鮮やかなカッパーレッドをベースカラーにして、ダークネイビー・ネールピンクのウールが使用されています。もちろん織られてから60年以上の時を経ていますので部分的に色味が深さを増していたり薄くなっていたりと褪色が出ています。
また毛先の色味が全面均一に薄くなっていて太陽光に当たった時には綺麗な光沢が見られます。シンプルな配色なのでこのくらい褪色が出て色味に強弱がある方がずーっと見ていても飽きなくて素敵です。
このトルクメンラグは経糸まで全てウールで織られていますが、織り込んでいく際にウールを二重にしているので強度があります。
柔らかな質感ですが丈夫で重量もあって毛足が短くなってきているのに厚みが8㎜もございます。ラグの上に直接座ったりくつろぐのにも十分な厚みですので是非お試しください。
表面のウールはサラサラとしていてオールドラグなのに元気なウールで心地良い肌触りです。