No.03907 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1540 x 890mm
幾何学模様で織られているデザインはアフガニスタンのバルーチ族が織るラグではお馴染みのミフラーブ文様。
上部にはモスクとその横に立つミナレットの塔をモチーフにしたデザインが織られていて、下部にミフラーブが織られています。ミフラーブはメッカの方向を示す物としてモスク内の壁画などに描かれていてムスリムの方々には馴染み深いデザイン。このミフラーブには花瓶模様という柄が織られています。
花瓶模様には富の象徴という意味があって縁起の良い柄として好まれています。またその左右両端に織られているのは生命の樹という柄で、子孫繁栄や長寿祈願の意味があるこちらも縁起の良い柄。
配色は柔らかなフレッシュカラーをフィールドに使用して、パーシアンレッド・レッド・ベージュ・ダークネイビーのウールが使用されています。深みのあるパーシアンレッドとレッドの差し色が効いていて存在感を感じる配色。日中は明るく存在感がありますが、夜になると深みが出てきて落ち着いた雰囲気に変わります。
経糸まで全てウールのみで織られているので簡単に折り畳めてしまう程柔らかい質感です。また毛足は経年と共に短くなってきていますがバルーチラグでは平均的な7㎜程の厚みがございます。
表面のウールはサラサラとしていて柔らかな肌触りが心地良いです。