No.03785 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1450 x 1010mm
赤に黒のウールを使用してギュル文様が織られているのがトルクメンラグです。という固定概念を崩してくれる、“こんなのも織っているよ”と紹介されたトルクメンラグ。初めて見た時はトルコやアゼルバイジャンのラグに似ているな〜なんて思っていましたが実はトルクメンラグとの事。商人の方に聞き直したくらいですが確かに近年織られているトルクメンラグに少し似ている要素もあって、こんなトルクメンラグも良いなって思って買い付けて来ました。
全体がお花をモチーフにしたボタニカルデザイン。中心に大きなお花のメダリオン、上下には葉を広げたお花が織られています。サイドに織られているスコップの様な変わった見た目の柄は、花瓶から長〜く伸びたお花を表現した幾何学模様です。カチカチっとした見た目で幾何学模様感が強いですが、そこがまた私たち日本人の感覚とは違っていて良いですよね。
デザインは少し角があってトゲトゲしていますが、配色がマイルドなので良いバランスが取れています。トルクメンラグと聞くと赤に黒というイメージですが、このラグはクリームに薄らグリーンが入った柔らかな色がメインカラー。豊かな配色で、シアンブルー・ベビーブルー・スカイブルー・チャイニーズレッド・ネイビー・エメラルドグリーン・ベビーピンク・ベージュと多彩なウールが使用されています。お花モチーフのデザインに合わせて多彩なウールを使用しているので明るくて良い雰囲気です。
これだけ多彩なウールが使用されていれば暗くなりがちな床もパッと明るくしてくれると思いますよ。
毛足が短く揃えられていて擦れも出てきているので厚みは6㎜程ですが、強度の高いコットンの経糸に2重にウールを織り込んでいるのでとっても丈夫です。しっかりと硬く織られているので薄手の厚みでもラグに直接座ったり立ってみると弾力を感じられます。
表面のウールは擦れて短くなっている箇所もございますがサラサラとしていて、撫でてみると柔らかく心地の良い質感です。
裏面に気にならない程度ですが薄らと印字がございますので最後のお写真をご確認ください。