No.03423 1980s~

Afghanistan

1980s / VINTAGE

1295 x 900mm

小さな三角形が並んだ可愛らしい見た目のデザインです。アフガニスタンで遊牧生活をしているバルーチ族が８０年代に織ったラグ。この頃のバルーチラグによく見られるデザインといえばミフラーブが圧倒的に多いんですが、これはあまり見かけないデザインです。似たようなデザインもあまり見た事がないので定番のデザインではなく、おそらくこのラグを織った職人さんが独自で織りたい柄を織ったのか、特別にオーダーされて織った物だと思われます。

シンプルなデザインですが色が交互に変わっていて目に留まります。またボーダーに織られているイガイガした見た目の柄はサソリ柄といって、厄除けや魔除けの意味がある柄です。このラグを敷いているお家に災いが起こりませんようにと願いが込められています。

配色は全体にやんわりと褪色が出てきていて発色は落ち着いています。チャコールグレーとブラックに近いダークブラウンを織り交ぜたベースにワインレッド・ライトブラウン・ライトオレンジのウールが使用されて織られています。ベースカラーは部分的に色が切り替わっていて、手織りのトライバルラグならではの不揃いの良さがあります。微妙な色の違いで出来るこのズレは、飽きないし違和感も感じないので良いんですよね。

褪色は色が変わっている程ではなく、発色が落ち着いて色味が馴染んで柔らかくなっている程度なのでお家にもすぐに馴染んでくれると思います。明るいフローリングから暗めの床材まで比較的どんな床でも相性が良い色味をしています。

褪色と同時に毛足も若干短くなっております。ですが直接座っても厚みを感じられる６㎜程の厚さがございますのでラグの上でくつろぐ場合でも問題なくご使用いただけます。手織りラグは毛足が擦れてくると良い見た目、雰囲気が出てくるのでもっと使い込んでいくととても良いオールドラグに仕上がりますよ。

表面のウールはサラッとしていて柔らかいので素肌で触れても心地良いです。

使用上問題ございませんが上部フリンジが一部短くなっておりますので最後のお写真をご確認ください。