No.03339 1990s~
Afghanistan
1990s / VINTAGE
1360 x 920mm
機械で織られた多く流通しているラグとは正反対のラグをお探しの方にオススメしたいトライバルラグです。機械で織られるラグもこのデザイン、色味、見た目を完璧にコピーしたらおそらくそっくりのラグは作れるんだろうと思いますが、きっとこの自然とズレてしまったデザインやちょこちょこっと歪んだ柄など、人の手で織る過程で出来た物だからこその味までは出せないんではないかな。というよりもこの雰囲気がお好きでしたら手織りのラグを敷いた方が良いですよね。
アフガニスタンの山岳地帯で多く生活しているバルーチ族が織ったトライバルラグは前書にもある通りちょこっとズレてたりして人間味を感じるラグを織るんです。デザインはお花をモチーフにしたメダリオンと植物をモチーフにした柄が織られています。ボーダーにもお花や植物の葉の柄が織られています。ぐるっと全体を見ると植物をモチーフにしたボタニカルデザインだと思うと同時にちょこちょこっと入った柄だったり若干曲がったボーダーのラインだったりが目に留まります。図面無しに織る物だから出来る左右非対称な柄だったり歪みですが、そこもまた唯一無二な所。ズレって良くないとされる事が多いですが、ズレがあるからこそ味があって目に留まるんだよな〜っと思える良いラグです。
配色も強過ぎず心地良いバランス。サンドベージュの柔らかな見た目のベースカラーに、レッド・グリーン・ブラウン・ネイビー・バーガンディのウールが使用されています。そんなに多くの色が使われているわけではありませんが、ボタニカルデザインに合わせた差し色のグリーンが全体にポイントで入っているのでしっかりと目に入ってきます。
ブラウン系のフローリングや木製の家具との相性がとっても良い色味です。
まだまだ経年変化は出ておらず毛足もしっかりと残っているので厚みはバルーチラグでは厚手の9㎜程ございます。ラグの上に座ると厚みを感じられる厚さがありますので、ソファ前に敷いて時々床に座ってくつろいだりなんかするのに丁度良いと思います。
全体がウールのみで織られているので質感は柔らかくて、表面に出ている毛足もサラサラとしていて肌触りがとても良いです。