No.03175 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1630 x 990mm
全面の毛足が短くなっていたり褪色が出ていたり、年代のわりに強い経年変化が出てきていて雰囲気があるヴィンテージバルーチラグ。古い家具がお好きな方や、雰囲気のあるお部屋を作りたいという方にオススメです。
デザインは大きなイスラムの礼拝堂モスクが織られています。
縦に2つ並んで織られたモスクの中にはミフラーブが織られています。モスクの頭にはクルンとしたツノのような柄が織られています。これは羊のツノの柄と言って、邪気を追い払ってくれる厄除けの柄としてラグに織られています。家内安全への願いが込められた縁起の良いデザインですね。
ボーダーに織られたお花をモチーフにした柄も可愛らしいです。
配色は褪色と擦れて良い雰囲気になっているネイビーをベースカラーにして、テラコッタ・ブラウン・ライトブラウン・チャコールグレー・ブルーグレーのウールが使用されています。全体に見られますが所々色味の異なるウールを繋げて織られています。遊牧民のバルーチ族が織るラグによく見られる特徴なんですが、物資調達が安定していない為、ラグを織っている最中にその色が切れてしまった場合近い色味のウールを繋いで織っていくそうです。
ウールが切れても手は止められませんので近い色味を使って繋いでいるんですね。そんなストーリーがあるグラデーションも手織りラグならではで素敵ですよね。
全体的に毛足が短くなっていますがバルーチラグでは平均的な7㎜程の厚みがございます。表面のウールはサラッとしていてサッパリとした心地良い手触りです。