No.02997 1990s~
Afghanistan
1990s / VINTAGE
1390 x 890mm
上下の長いキリムエンドが特徴的なバルーチラグ。キリムエンドにはスマック織りという技法で、刺繍のような見た目で羊のツノの柄が織り込まれています。羊のツノには魔除けの意味合いがあって、家内安全への願いが込められています。
中心の絨毯の部分にはお花をモチーフにした幾何学模様のメダリオンが織られています。
またその周りにはお花の柄が隙間なく織り込まれています。見た目が可愛らしいお花の柄には富の象徴といった意味合いもあって、ラグに好んで織り込まれる柄です。植物をモチーフにしたデザインなので、大きな緑の葉がついた観葉植物と合わせて敷くのもお薦めです。
配色は落ち着きのあるネイビーをメインカラーにして、赤・ビリジアン・バーガンディ・ベージュ・アイボリーのウールが使用されています。お花のメダリオンを中心とした全体がボタニカルデザインなので、ビリジアンやベージュなどの植物を連想させるウールが使用されています。発色と色味は落ち着いている印象です。
パイルのある中心はバルーチ族では平均的な7㎜の厚みがあります。ウールはサラサラとしていて素肌で触れても心地よい肌触りです。