No.02865 1970s~
Afghanistan
1970s / OLD
1420 x 870mm
褪色で変化した色味、擦れて薄くなった毛足、歪んで変形した形とヴィンテージを通り越してオールドラグの領域までくると全体の変化に説得力が出てきます。
ネイビーから青みを増してアクアブルーに変化したフィールドに、赤から少し色が抜けてきた朱色、オレンジも発色が落ち着いてきていて、黒い部分は元々焦茶とグレーのウールを混ぜて織られているのでグラデーションになっています。おひさまを沢山浴びたラグは変化した色味がとっても素敵です。
デザインは現地でも古くから親しまれてきたミフラーブデザイン。上部にはテントのような見た目のモスクの柄が織られています。ミフラーブにもモスクにも頭の所にちょこんと同じ柄が織られています。これは羊のツノの柄といって、厄除けや魔除けの意味合いがあります。また、ボーダーに織られているイガイガとした柄も厄除けや魔除けの意味があるサソリ柄という柄で、家内安全への願いを込めて織られています。
とても良い雰囲気を纏っていますので合わせた家具も引き立ててくれます。
毛足が短くなっている所もございますが7mmの厚みがございます。馴染んで柔らかくなった表面のウールはサラサラな心地良い肌触りです。
上下で10cm程サイズ幅がございますのでお写真をご確認ください。