No.02825 1990s~
Afghanistan
1990s / VINTAGE
1820 x 1150mm
トルクメンラグの中でも人気のあるギュル文様をモチーフにして織られたバルーチラグ。均等柄のデザインですがバルーチ族が織ると少し緩さがあって、良い味のあるズレが出来ていて良い雰囲気。機械で織ったように綺麗に揃っているのも素敵ですが、人の手で織られたラグなので少し歪んでいたりズレている方が人間味があって良かったりします。
ボーダーには厄除けや魔除けの意味合いがある8芒星の柄が織られていて、家内安全の願いが込められています。
配色は赤から少し褪色してきて落ち着いた朱色をベースカラーにして、ダークブラウン・アイボリー・ダークネイビー・サーモンピンクが使用されています。全体的に褪色が出ていて発色も落ち着いているので、赤系色のベースカラーですがそこまで主張が強いわけではなくおうちにも馴染みやすいと思います。
全面的に擦れて経糸が見える所もあって良い雰囲気に仕上がってきています。手織りラグは表面のウールが擦れていけばいくほど雰囲気も見た目も良くなっていきます。織物なので穴が空いてしまっても縫い合わせると修復も可能ですし、そういった意味では本当に一生物です。経年変化を長くお楽しみいただけますと幸いです。
厚みは6㎜と毛足は短くなっていますが、バルーチラグの中でも平均的な厚さがあります。ウールはサラッとしていて手触りが心地良いです。
ポツポツと経糸が見られるのと薄っすら色移りしていますので、お写真をご確認ください。