No.02546 1970s~
Iran
1970s / OLD
2790 x 1970mm
全面に細かく動植物のアイコンが織り込まれたペルシャ絨毯。この特徴的なデザインを織るのはイランのシラーズ地方でラグを織っているカシュガイ族です。
遊牧民のカシュガイ族は自分たちの生活の中で目にする植物や動物だったり星などをアイコンにしてラグに織ります。規則性もなくフィーリングで織り込んであるアイコンからは、彼らの生活が垣間見られるトライバル感を強く感じますよね。ペルシャ絨毯でもありトライバルラグでもある素敵な雰囲気があります。
素敵な雰囲気はデザインだけではなく、褪色した色味からも感じられます。赤から褪色して東雲色に変化したベースカラー、ネイビーはブルーグレーに変わってビリジアンはモスグリーンに変化しています。裏面と見比べると一目瞭然ですが、全面にとても素敵な褪色が強く出ていて、部分的に違った色味に見えるので一言では言い切れない唯一無二の色に育っています。
ここまで色味が変化しているラグは数が少なくてとても貴重です。自分で作ろうにも何十年と時間がかかってしまう、オールドラグの素敵な醍醐味がいっぱい詰まっています。
イラン産のペルシャ絨毯はイラン織りで仕上げられているので、パイルにはウールが二重に詰まっていて厚みが出ます。このラグは厚さが11mmもありますので、ラグの上に直接座る時にもクッション要らずです。ウールはサラッとしてやや硬めの芯のある肌触り。
2m以上の大きさがありますので、ダイニングテーブルの下に敷いても椅子までしっかりと収まるサイズです。