No.02419 1990s~
Afghanistan
1990s / VINTAGE
1350 x 840mm
バルーチ族が織るラグの中でももっとも多く織られているデザインの一つがこのミフラーブ。古くから現地ではとても親しみのあるデザインとしてラグに織られてきました。
職人さんによって、同じミフラーブでも色々な見た目のモノがございますが、このラグのミフラーブは、元になっているモスク内の壁画、ラグ、柱など忠実に再現した見た目をしています。上部には遠近感を出す為に色味を変えて織られたミナレットというモスクには付きものの塔が4基織られています。色味が変えられているので外にある感じが伝わってきますよね。
また、ミフラーブの中央には富の象徴でもある花瓶の模様が織られています。豊かな暮らしへの願いが込められた柄でもあって縁起物です。ボーダーに入ったお花の柄も可愛らしいですね。
配色は濃いめのネイビーをメインカラーにして、朱色・ブラウン・ダークブラウン・アイボリーが使用されています。落ち着きのあるネイビーにアイボリーのラインが映えていて、バルーチ族らしい上手な配色です。
厚さはやや厚手の8mmですが、経糸までウールで織られているので畳める程柔らかな質感です。サラサラとした毛足はとてもなめらかな肌触りで心地良いです。