No.02221 1990s~

Afghanistan

1990s / VINTAGE

1910 x 790mm

部分的に色味の異なったウールで織られたネイビーのベースカラーがとても特徴的です。この部分、そもそもわざと色を変えて織ったわけではございません。

これは物資調達が安定していな遊牧民が、途中で途切れてしまった色のウールを近い色味のウールを使って織り繋いだ為に出来た特徴なんです。なので、遊牧民が織る手織りラグの印のようなモノでもあります。人間味のある素敵な特徴ですよね。

このラグを織ったのは腕の良いトルクメン族。

とっても細かなラインで、トルクメン族の伝統的なデザインのギュル文様が織られています。わかりづらいですが近くで見ると、ギュルにはオレンジとボルドーの２色のウールが使われていて立体的に見えるように奥行きが作られています。

ウールは二重に織り込まれていて、キツく詰めてこの長さまで織られているため、ずっしりとした重量があります。また強度も高く、厚みも９mmとクッション性を感じられる程の厚さです。

上質でキメ細かなウールで織られている為、肌触りもふわっと柔らかくサラサラとしていて心地よいです。