No.0204 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
2880 x 2000mm
ヨーロッパを中心とした世界中のラグ好きコレクターたちを虜にしてしまうトルクメンラグ。飽きのこないシンプルなデザイン、多くを使わないシンプルな色の組み合わせ、このシンプルで無駄のない普遍的なところに魅力があります。
全面に織られている柄はトルクメン族伝統のギュル文様。8角形の小さなサイズのギュル文様が手織りで綺麗に整列して織られた見た目は圧巻です。縦で見ても横で見ても違和感のないデザインなので、家具に合わせるラグとしてピッタリです。4人がけのソファやダイニングテーブルに合わせるのにも十分なサイズなのでオススメですよ。
配色はトルクメン族らしい鮮やかで深みのある赤を中心にして、オールドローズ・バーガンディ・ダークネイビー・アッシュグレー・チャコールグレー・サーモンピンクのウールが使用されています。全体に薄らと褪色が出てきていて色味にもヴィンテージラグらしい良い雰囲気があります。
そして、このラグ一番の特徴と言えるのが部分的に見られるグラデーションした配色です。真上から撮影されたお写真を見ていただきますと部分的に色が違うウールを使用して織られている事がわかりやすいかと思いますが、これは遊牧民のトルクメン族が遊牧生活の中で織った為、物資調達が安定していなかったという事が関係しています。同じ色のウールを常に供給されて織られたラグではないので、織っていく中で色によっては途中で無くなってしまうなんていう事が起きてしまいます。そんな時に彼らはこうやって違う色のウールを挟みながら織り繋いでいきます。機械で、スイッチ一つで、短時間で織られるラグではないので、こういった手織りラグならではの特徴が出ているラグは温かみを感じますよね。
イラン織りという技法で織られた毛足は二重にウールが織り込まれているのでしっかり丈夫で、重量があります。このサイズでしたら裏面に滑り止めなど挟まなくてもズレる心配はないと思います。また、床暖房の上で使用する事が可能な所も嬉しいですよね。
毛足は短く揃えられていて、擦れて更に短くなっている所もございますが厚みは9㎜もございます。ラグの上で寝転がったり座ってみてもクッション性を感じていただけるかと思います。
表面のウールはサラサラとした肌触りでサッパリとした心地良さです。
気にならない程度ですが上部のフリンジが一部短くなっているので最後のお写真をご確認ください。