No.01997 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
2780 x 2050mm
同じ色でも種類が違う色に感じる事ってございませんか?このラグを見て赤いラグという事はわかりますが、赤の中でも色の種類が沢山ありますし発色だったり濃さだったりで全然違った印象を受けますよね。
このラグの赤は艶はあるけど暗い部屋では深みのある赤。パッと見た時の高級感というよりもしっかりと雰囲気を纏っていて重厚感がある印象です。織られてから40年以上の月日が経っているラグなので、それだけの説得力を感じられます。
ベースカラーの深みのある赤にダークネイビーで織られたデザイン。ちょこちょこっと全体に入っている差し色はベージュにオレンジ。ダークネイビーは光の当たる角度や見る角度によってはそんなに目立たなかったり、デザインがしっかりと浮き出て見えたりします。差し色は本当に細かく織られているので普段はそんなに気にならないかと思いますが、あるのと無いのとでは大違い。小さな点ですがこれが入っているとラグが少し明るくなって、のっぺりと平坦な印象ではなくなります。
小さな点で全体の印象のバランスを取っている絶妙な配色が素敵です。
ダークネイビーで織られているデザインはトルクメン族伝統のギュル文様。大きく堂々としたギュルの中には幾何学模様の柄が織られていますが、左右の見た目も均等で綺麗に整列して織られています。こういった均等な見た目のデザインは見る方向に違和感がないので、ラグの真ん中にダイニングテーブルを置いて使用するのも良いですし、縦2m前後のソファ前に敷いてメインのラグとして使用するのもオススメです。ちなみにですが基本的にラグは合わせる家具に対して両端20㎝程オーバーしていると良いとされていますのでご参考にしてみてください。
織りはウールを二重に織り込むイラン織りという技法で織られるので、強度が高くて重量と厚みもございます。通常6〜7㎜の厚みが多いトライバルラグですが、こちらは9㎜も厚みがございます。ラグの上で寝転んでくつろぐのにも心地良いしっかりとした厚みです。
光沢が綺麗に見える表面のウールはサラサラしてとても滑らかで、素肌で触れてもチクチクしたりしない心地の良い手触りです。
気にならないようにお直しされていますが補修跡がございますので最後のお写真3枚をご覧ください。