No.03425 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1440 x 810mm
アフガニスタンの遊牧民、バルーチ族が織ったミフラーブデザイン。
ミフラーブはモスクという礼拝堂の中にある壁画をモチーフにして織られたデザインで凸の形をしている所が特徴です。ムスリムの人々にとっては大切シンボルで100年物のアンティークラグにも織られている程古くから現地でも親しまれてきたデザインです。
そのミフラーブの周りを囲うようにして織られているボーダーには8芒星が織られています。諸説ございますが8芒星にはお守りの様な意味があり、このラグを敷いているお家に災いが起こらない様にと願いが込められた柄とされています。
遊牧民の中でも特にゆるいバルーチ族が織ったラグなのでゆる〜く曲がっています。ピシッと直線が良いという方にはあまりおすすめ出来ませんが、手織りならではの味として楽しめる方にはピッタリ。
配色は深みのあるネイビー・ブラウン・ダークブラウン・アイボリー色のウールが使用されています。褪色も出てきていて見る角度や光の当たった時によって色味が違って見えます。
ヴィンテージの物にはこういった他には絶対に無い唯一無二の経年変化がある所が良いですよね。もちろん説得力のある良い雰囲気です。
毛足もしっかりと残っていて厚みはヴィンテージのバルーチラグでは平均的な7㎜程ございます。
表面のウールはサラサラとした手触りでチクチクしたりしませんので素肌で触れても安心です。
セルベッジに補修跡と縦糸を繋いだ玉止めがございますので最後のお写真2枚をご覧ください。
全てウールで織られているのでクリーニングの際に縮みが出たり歪んたりしてしまう事もございますが、それもこのラグの歴史なので全部含めて楽しんで育てていっていただけると良いかと思います。
その他にご質問等ございましたらお気軽にお問合せくださいませ。