No.04531 1980s~

Afghanistan

1980s / VINTAGE

1760 x 1310mm

平織りとパイル織りのミックスで織られたヴィンテージバルーチラグ。

凸凹したラグといえばマシュワニラグがイメージにございますがバルーチ族が織るラグにもあるんです。

バルーチ族はキリムも織りますのでパイル織りとミックスされたラグもお手の物という訳なんですね。

デザインは大胆に真っ赤なお花が中央に咲いていてその周りにはハートにも見える柄が織られています。

最初見た時には椿かな？と思ったんですがこのラグはアフガニスタンのバルーチ族が織ったラグなのでモチーフは赤いチューリップです。

なぜチューリップだと思ったのかというと、チューリップの原産地の一つがアフガニスタンでさらにはアフガニスタンの国花でもあるのでおそらくこのお花もチューリップがモチーフになっていると思います。

ハートに見える柄はおそらく文化的にハートは使用していないはずなので違った意味合いの柄だと思いますがチューリップと相まって可愛らしい見た目ですよね。

ボーダーとサブボーダーにも見た目の異なるお花の柄がそれぞれ織られていて全体的に植物をモチーフにしたボタニカルデザインが織られています。

配色は、パーシアンレッド・ネイビーブルー・ベージュ・カーキ・グリーン・ペールピンク・ブラック・バーガンディ色のウールが使用されています。

色味は濃くてハッキリとした発色の良いウールなのでデザインも綺麗に見えています。

鮮やかというよりも落ち着いた色味なので敷きやすいと思いますよ。

キリムの部分もパイルの部分も経糸も全てウールのみで織られたラグなのでとても柔らかくて簡単に折り畳む事も出来ます。

ヴィンテージラグらしく部分的に少し毛足が短くなってきていますが厚みはバルーチラグでは平均的な７㎜程ございますのでラグの上で寝転がったり座ったりとくつろぐ際にも心地良くご使用いただけると思います。

表面のウールはサラサラとしていて柔らかく肌触りがとても心地良いです。素肌で触れてもウール特有のチクチクはございませんのでご安心ください。

上手にお直しされていますが補修跡とセルベッジ部分のウールが短くなっている箇所がございますので最後のお写真２枚をご覧ください。

その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。