No.04810RM 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1420 x 950 x 8mm
アフガニスタンのトルクメン族が織ったヴィンテージトライバルラグ。
ラグを織る遊牧民の中でも人気があるトルクメン族ですが、トルクメンラグと聞けば赤に黒の配色でギュル文様のデザインをイメージしますよね。
確かにトルクメンラグの多くがギュル文様のデザインなんですが、こちらのラグにはギュル文様とはまた違ったデザインが織られています。
このラグにはエンシやパルダと呼ばれているトルクメン族が住んでいるユルタというテントの入り口に掛けられるラグ用のデザインが織られています。
マス目状に区切られてその中に柄が織られている見た目が特徴で、厄除けなどの意味合いもあるそうです。
このラグはそれぞれ区切られた中にお花をモチーフにした柄が織られていてボーダーにもお花の柄が織られています。
お花たちはアフガニスタンの国花でもあるチューリップに似ていて可愛らしい見た目ですね。
配色は、レッド・ブラウン・ベージュ・ダークネイビー色のウールが使用されています。
経年変化で褪色して色味も馴染んできていますがトルクメンラグらしい赤と暗いダークネイビーをメインにした配色なので力強さがございます。
家具の下に敷いても家具を引き立ててくれる存在感があって、この一枚でお部屋の雰囲気も変わると思いますよ。
ヴィンテージらしく褪色してきているものの色味は濃くて発色も出ているのでデザインもしっかりと見えています。
経糸まで全てウールを使用して織られているラグですが、織りは経糸に対してウールを二重に織り込むダブルノット織りという技法で織られるので強度が高くてやや重量がございます。
経年変化で全体の毛足が短くなってきていますが厚みはヴィンテージのトルクメンラグでは平均的な8㎜程ございます。
この厚みがあればラグの上で座って読書する際にも十分心地良くお過ごしいただけると思います。
明るい所では光沢も見える表面の上質なウールはサラサラとしていて肌触りも心地良く、チクチクしない柔らかなウールを使用しているのでぜひ素足で上がってみてください。
上手にお直しされているので気になりませんが右下側に補修跡がございますので最後のお写真をご覧ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。