No.01962 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1990 x 1180mm
すごく発色が良い赤がメインカラーに見えますが、お写真よりも深く、落ち着きある雰囲気のワインレッドと朱色が合わさった色味をしています。
こちらはアフガニスタンのバルーチ族がトルクメン族のデザインを模倣して織ったラグで、元となっているデザインはサロールギュルという柄。横に3つ、縦に6列で入っているのがサロールギュルという柄で、トルクメン族の中でも腕が良いと有名だったサロール支族が織っていた家紋なんです。実はとっても伝統的な柄で、他の民族であるバルーチ族が模倣して織るほど人気のデザインです。
高貴な支族とも呼ばれていた民族のデザインだけあって、王室などで敷かれていてもおかしくないような高級感を感じます。
色味は差し色にエメラルドグリーン、ブラウン、アイボリーが使われていて、ボーダーやギュルの中に細かく織り込まれています。赤に黒の色味だけで織られたトルクメンラグに比べると、これだけ差し色が入っていればお部屋でも、重たい雰囲気にはならないかと思います。また、観葉植物や家具と合わせても相性良い配色ですのでお勧めです。
平均的な厚みに比べてやや厚い8mmの厚みです。パイルはフワッと柔らかなウールで状態が良いので、とても肌触りが良いです。