No.04912RL 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
2130 x 1090 x 8mm
一点モノの手織りトライバルラグだからこその個性が入ったヴィンテージトルクメンラグ。
トライバルラグ好きとしては段々と個性が強いものを追い求めていってしまうんですが、その中でもこのラグのように途中で色が切り替わっているラグは大好物です。
この途中で色が切り替わっているラグは遊牧民が織るトライバルラグの中に時々見つかるんですが、トライバルラグは物資調達が安定していない状況下で織られているので途中で織っていた色が切れてしまった場合にその時にあったウールで織り繋ぐ事があってこのような個性が生まれます。
もちろん状況によっては違う理由で色が切り替わっている事もございますが、どちらにせよ商業的なラグでしたら完全にアウトになってしまう所に私はむしろ愛着が湧きます。
そんな切り替えの入った配色には、パーシアンレッド・ブラック・カッパーレッド・グレー・フォーン色のウールが使用されています。
トルクメンラグらしい深みのある濃いパーシアンレッドをメインカラーにしていて、存在感はあるけど落ち着いた雰囲気の配色。
ブラックからグレーや途中フォーンに切り替わっている箇所はこのラグのみが持つ素敵な個性です。
色味は濃くて発色も綺麗に出ていて光の当たる角度によっては綺麗な光沢も見えますよ。
デザインはトルクメン族伝統のギュル文様が5つ織られています。
大きなギュル文様が並んだデザインはシンプルな見た目で家具なども合わせやすいですよ。
また時代が変わっても飽きない見た目をしているのでこれから何十年と更に育てていくラグのデザインとしても良いですよね。
経糸まで全てウールのみで織られたラグなのでとても柔らかくて簡単に折り畳む事も出来ます。
経年変化で少し毛足が短くなってきていますが厚みはトルクメンラグでは平均的な8㎜程ございますので、ラグの上で寝転がったり座ったりとくつろぐ際にも心地良くご使用いただけると思います。
表面のウールはサラサラとしていて柔らかく肌触りがとても心地良いです。
素肌で触れてもウール特有のチクチクはございませんのでご安心ください。
上手にお直しされているので気になりませんが数箇所補修跡がございますので最後のお写真3枚をご覧ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。