No.04478 1950s~
Iran
1950s / OLD
1390 x 1280mm
綺麗な色味のウールで織られた70年物のペルシャ絨毯。
イランのトルクメン族が織ったラグなので織られた当時から色味は綺麗な赤いラグだったと思いますが、経年による変化で更に色味に力強さが増してきたように感じます。
ヴィンテージラグはそのラグが通ってきた道によって変化の仕方が変わっていき最終的な見た目も変わります。
このラグは色味に深みが出てきて綺麗な色に褪色していて、唯一無二の見た目をしています。
とても綺麗に変化が出た良いオールドラグです。
また形が長方形というよりも正方形に近い形という所もあまり数が見つからない珍しいポイントです。
古い年代物のラグでこのサイズ感のラグはまずそんなに多くないのでスクエアラグがお好きな方に是非おすすめしたいラグです。
配色は、カッパーレッド・ネイビーブルー・アイボリー・エバーグリーン・コーラルオレンジ色のウールが使用されています。
全体的にどの色も褪色して色味は変化している事がわかりますが、特にメインに使用されているカッパーレッドの色味は綺麗で深みのある色にも見えますが鮮やかで存在感を感じる色味をしています。
発色も綺麗に出ていて家具を上に合わせてもしっかりと存在感を出してお部屋の雰囲気を作ってくれると思います。
デザインはトルクメン族伝統のギュル文様が全面に織られています。
綺麗に整列したギュル文様のデザインですがギュルはネイビーとグリーンで交互に配色されていてトライバルラグだけどしっかりと凝って織られています。
ボーダーに織られたお花をモチーフにした柄も色を交互に変えながら織られていて目に留まります。
綺麗に整列したデザインの上に擦れが出ていて表面が削れていますがそのオールドラグらしい雰囲気もまた良い見た目です。
このオールドペルシャ絨毯は経糸まで全てウールのみを使用して織られています。
アンティークラグやオールドラグは比較的オールウールのラグが多くて質感もとても柔らかいです。
全面の毛足が擦れていて短くなってきていますが厚みは8㎜ほどございます。
部分的に擦れていて全体まばらに毛足が短くなっていますがその見た目からも機械的に作られたものとは別物だということがわかります。
表面のウールはサラっとしていて柔らかいですが、毛足も短いのでラグの上でくつろぐというよりもヴィンテージやアンティークの家具に合わせて使用する方がおすすめです。
お気に入りのソファに合わせて敷いてみるとソファが更に良く見えると思いますよ。
使用上問題ございませんがセルベッジの毛足が短くなっている箇所とフリンジにちょこっとほつれがございますので最後のお写真2枚をご覧ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。