No.04300 1980s~
Pakistan
1980s / VINTAGE
1630 x 910mm
よく見るいつものパキスタンラグも手織りで一枚一枚織られているので似てはいても一つ一つ表情が違うんですよね。
このラグもいつもの〜と思いきや何か不思議と惹かれる魅力を持っているんです。
デザインはパキスタンラグではお馴染みのボハラ柄が縦に整列して織られていて、ボーダーには厄除けと魔除けの意味があるサソリ柄をモチーフにしたような柄が織られています。
確かによく見る王道のデザインではあるんですが、細かく見るとボハラ柄の間に織られたサブギュルが細かくて綺麗だったり、エンド部分の射線状になったデザインも真ん中にダイヤ型の柄が入っていて少し捻りがあるんです。
細かな所ですがこういった要素が詰まって織られているので織りあがった時にはやっぱり全体から感じる雰囲気は違うんですよね。
またこのラグの配色も少し捻りがあって良いんですよ。
ターキーレッド・アイボリー・ブラック・ゴールデンイエロー・モスグリーン色のウールを使用して織られているんですが、モスグリーンの差し色がとっても良いアクセントになっているんですよね。
赤に対して緑は反対色とも言われますが差し色としてはとっても良いんですよ。なのでパッと目に入ってきますし、赤いラグには植物が似合うんですよね。
色味は全体的に濃いですが明るい場所では鮮やかに見えてとても綺麗です。
日の光に当たると光沢も見えますのでぜひ日差しが差し込むお部屋に敷いてみてください。
経糸にはコットンを使用している事で強度が出て丈夫な作りをしていますが、シングルノット織りという技法で織られているので柔らかな質感で簡単に折り畳む事も出来てしまいます。
若干毛足が短くなっている箇所もございますが、ヴィンテージのパキスタンラグの中ではやや厚手の8㎜程厚みがございます。
綺麗な光沢も見られる上質なウールを使用して織られているので、スベスベとした手触りでウール特有のチクチクもございませんので素肌で触れてもとても心地良いですよ。
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