No.04971RM 1980s~
Iran
1980s / VINTAGE
2110 x 600 x 8mm
イランで生活しているトルクメン族が織ったヴィンテージのペルシャ絨毯。
様々な国で生活しているトルクメン族ですが同じ民族が織ったラグでも産地によって少し個性があったりするのが見ていて面白かったりするんですよ。
年間数万枚のラグを見ていると段々とそういった細かな所に楽しみが出てくるんですよね。。笑
こちらのトルクメンラグはイランで織られた物で、アフガニスタン産に比べるとやや見つかる数が少ないですね。
またトルクメンラグだけどイランで手織りで織られた物なのでペルシャ絨毯でもあります。
デザインはお花をモチーフにしたメダリオンが連結して織られていて、その周りにもお花の柄が織られていますね。
よくあるアフガニスタンのトルクメンラグに比べるとギュル文様のデザインではなくお花でその見た目も独特です。
ですがトルクメンラグらしく整列したデザインで左右対称的な見た目という所はトルクメン族らしさがございますね。
配色はコチニールレッド・ブラック・アイボリー・ブラウン・グリーン・オレンジ色のウールたちが使用されています。
メインカラーはトルクメンラグらしく赤を基調としていますが、やや柔らかさのある赤なので敷きやすさがございます。
全体に雰囲気の良い褪色が出てきているという事も理由としてございますがこの少し柔らかさのある色味もちょっと独特な気がします。
ですが馴染んだ色味は家具や空間にも溶け込みやすいので敷いてみるとそこに前から敷いていたかと思うくらいインテリアの一部となってくれますよ。
形はランナータイプなので廊下やキッチンに敷いても良いですし、ソファの足元に敷いたりベッドサイドに敷くのもオススメです。
こちらのトルクメンラグは経糸に強度の高いコットンを使用していて、織りは経糸に対してウールを二重に織り込むダブルノット織りという技法で織られるのでとても丈夫です。
経年変化で全体の毛足が短くなてきていますが、厚みはヴィンテージのトルクメンラグでは平均的な8㎜程ございます。
この厚みがあればラグの上を歩いてみるとクッション性を感じていただけると思います。
経年数40年以上のヴィンテージ物ですが表面の上質なウールはサラサラとしていて肌触りも心地良く、チクチクしない柔らかなウールを使用しているのでぜひ素足で上がってみてください。
下糸の玉留めが見える箇所とヴィンテージの手織り絨毯らしい補修跡がございますので最後のお写真2枚をご覧ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。