No.04401 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1800 x 1070mm
細かな柄から大きな柄まで様々な意味が込められた柄が名一杯織られたアフガニスタン産のバルーチラグ。
まず初めに目に飛び込んでくるのは中央に2列で織られた大きな花瓶模様ではないでしょうか?
水甕のようにも見えますがこの花瓶模様には富の象徴という意味が込められております。
その花瓶模様の周りに木のような見た目の柄が織られていますが、こちらはツリー・オブ・ライフといって生命に関する縁起の良い意味が込められている柄です。
そして細かな柄の中にはお花の柄や、厄除けの意味合いがあるS字の柄や八芒星の柄が隙間が無いくらいびっしりと手織りで織られています。
さらに上部にはモスクをモチーフにした柄が右左に4つ織られていて、全体を引いて見てみるとフィールドが凸の形をしていますがこちらはミフラーブを表したデザインです。
柄に意味が込められている所がバルーチ族が織るトライバルラグらしくてまたその意味を知ると愛着が湧いて良いですよね。
配色には、ネイビーブルー・ローアンバー・レッド・ブラウン・オリーブ・マゼンタ・オレンジ・モスグリーン・ベージュ・テラコッタ・ブルーグレー色のウールが使用されています。
全体に沢山の色が配色されていますがベースはネイビーブルーなので派手になり過ぎない少し抑えた雰囲気がございます。
差し色のマゼンタやオレンジはバルーチ族があえて奇抜な差し色を入れてデザインにズレを作り空気の通り道としているというお話をラグの商人から聞きました。
デザインだけではなく配色にもトライバル感が出ていて良いですよね。
どの色も色味はハッキリと濃くて発色も綺麗に出ています。
このバルーチラグは縦糸まで全てウールのみで織られたラグなのでとても柔らかくて簡単に折り畳む事も出来ます。
厚みはバルーチラグでは厚手の9㎜程ございますのでラグの上で寝転がったり座ったりとくつろぐ際にも心地良くご使用いただけると思います。
表面のウールはサラサラとしていて柔らかく肌触りがとても心地良いです。素肌で触れてもウール特有のチクチクはございませんのでご安心ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。